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2005/08/05

えええ、それって1CD Linuxではないような

1CD Linuxでは、多分、いちばん良く知られているであろう、KNOPPIXがバージョンアップした。

IT Proの記事より:

 独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)は8月3日,Linuxディストリビューションの新版「KNOPPIX4.0 Linuxtag 日本語版」を公開した。KNOPPIXは,CD1枚で起動する1CD Linux。ドイツのKlaus Knopper氏がDebian GNU/Linuxをベースに開発,産総研が日本語化や機能の追加などを行っている。

KNOPPIXはバージョンアップが頻繁に行われているので、どんどん新版がリリースされます。でも、今回は、メジャー・バージョンがあがってるみたいですな。

 KNOPPIX4.0は,メディアがCDからDVDになり,容量が3.8Gバイトになった。これにともない,デスクトップ環境として従来のKDEに加えGNOMEも搭載した。また組み版システムのLaTeXなども収録している。

うがぁ、DVDメディアだってぇ!

確かに、1CD Linuxの利点はHDDへのインストール無しで動かせる事にある。私の場合も、障害でOSが起動しなくなった場合にHDD内のデータを救出したり、WindowsがインストールされているPCで、メンテナンス等の理由から一時的にLinuxを使いたい場合等に、CDから起動したKNOPPIXを使っている。だが、インストールしてまで使おうとは思わない。理由は簡単。HDDにインストールして使うなら、他にいくらでも良いディストリビューションがあるからだ。つまり、KNOPPIXは、あくまで非常時メンテナンス用なのである。

こういうシチュエーションで使う場合、相手にするPCは、当然、古い型の物が多い。流石にフロッピー・ドライブのみという事は無くなったが、DVDドライブが付いていないマシンは結構あったりする。メディアがDVDになると、これらのPCでは、お手上げになってしまう。KNOPPIXは「どこでも、どれでも使える」という、1CD Linuxの利点を、もはや重要視していないのだろうか? GNOMEやLaTeXが使えれば、確かに嬉しい気もするが、機能を絞りこんでCD一枚に納めるというのが、1CD Linuxの基本コンセプトだと考えると、必要不可欠とは言い難い気もする。

もしかすると、KNOPPIXは普通のディストリビューションへの道を歩んでいるのかもしれない。が、その道を一歩間違えば、KNOPPIXは特徴のない「その他、大勢」になってしまう危険も孕んでいる。「普通のディストリビューション」は、既に山のように存在しているからだ。もちろん、そのうちにDVDドライブは付いていて当り前になるだろうが、現時点では、1CD版も「まだ必要」なのではないだろうか。

--[8/6 追記]--
トラックバックにあるように、1CDでのブートも「予告」として提示されているようです(TBありがとうございました)。個人的には、機能を絞って、ネットワークが死んでいても使える1CD版があると、さらに良いのですが。

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